キューバへの巡視船派遣、ロシア抑止に重要とカナダ政府

[オタワ 17日 ロイター] - カナダの自由党政権は17日、ロシア艦艇の寄港中にキューバの首都ハバナに巡視船を派遣したことについて、ロシアに抑止のメッセージを送るのが狙いだったとし、野党の批判に反論した。

カナダ海軍の巡視船は14日にハバナに入港。2日前にはロシア海軍の原子力潜水艦やフリゲート艦が到着しており、米国とカナダは艦艇を監視しているとしていた。

カナダのブレア国防相は記者団に対し「(巡視船派遣は)カナダが有能かつ配備可能な軍を有し、国益を守るために必要な措置をためらわないという非常に明確なメッセージを送るものだ」と述べた。

その上で、カナダ軍はロシア艦艇の動きと活動を引き続き監視するとし、「プレゼンスは抑止力だ」と強調した。

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