TikTok for Business、調査から導いた「7つのTikTokユーザーペルソナ」を公開

TikTok、Pangleなど広告配信サービスを提供しているTikTok for Businessは、TikTokの成長とともに多様化しているユーザー像を捉えるため、「TikTokユーザー追跡調査」をもとに分析を行い、導き出したユーザーペルソナをまとめた白書「7つのTikTokユーザーペルソナ」を公開した。本記事では、調査結果のうち「7つのグループ(クラスター)」を紹介する。

今回の調査は、年1回実施している「TikTokユーザー追跡調査」のデータもとにセグメンテーション分析を行ったもの。

「STEP1. 因子分析」では、45個の価値観項目(生活、健康、美容、お金、消費、情報収集など)をベースに調査対象者の回答の奥に潜む要因を抽出し、相関性の高いものをグループ化。各項目の相関性によって発見できたのが、「自立・好奇心因子」「オープンマインド因子」など9つの因子だった。

「STEP2. クラスター分析」では、回答パターンの類似性に基づいて、1,116名の調査対象者を7つのグループ(クラスター)に分類。各クラスターのデモグラフィック特徴、サイコグラフィック特徴、TikTokの利用実態などを分析した。

各クラスターには、それぞれ異なる因子特徴が見られ、興味の高いカテゴリーにも違いが見られた。

「7つのクラスター」それぞれの特徴と特に興味の高いカテゴリー

1. ルーティンを守る安定主義者
特徴:全体的に平均を下回る傾向。自立・好奇心因子、経済的不安因子、おトク重視因子が特に低い

特に興味の高いカテゴリー:スポーツ、映画、漫画など

2. ワンランク上を目指すトレンドキャッチャー
特徴:経済的不安因子、おトク重視因子以外は平均を上回る。特にオープンマインド因子、最先端志向因子、健康生活因子が高い

特に興味の高いカテゴリー:車、家電、スポーツなど

3. イノベーター気質の富裕層ビジネスパーソン
特徴:経済的不安因子、おトク重視因子以外、すべての因子において各クラスターの中で最も高い

特に興味の高いカテゴリー:資産運用、転職サービス、エステ・美容関連など

4. おうち時間の豊かさを追求するインドア派
特徴:経済的不安因子、おトク重視因子が突出している。オープンマインド因子、見た目重視因子、最先端志向因子が低い傾向

特に興味の高いカテゴリー:生活用品・雑貨、マンガ、ストリーミングサービスなど

5. 強い意思を持たないほのぼの層
特徴:すべての因子において、各クラスターの中で最も低い

特に興味の高いカテゴリー:求人・人材派遣、映画、ゲームなど

6. 堅実に資産形成していきたい合理主義者
特徴:資産形成興味因子、自立・好奇心因子、EC利用因子、経済的不安因子、おトク重視因子が高い

特に興味の高いカテゴリー:資産運用、旅行、料理など

7. 見た目に惜しみなく投資する人生エンジョイ勢
特徴:見た目重視因子が突出している。経済的不安因子、おトク重視因子もやや高い

特に興味の高いカテゴリー:スキンケア、ファッション、音楽など

白書「7つのTikTokユーザーペルソナ」では、各クラスターごとに設定した「7つのユーザーペルソナ」を紹介し、それぞれの特徴や関心事、行動パターン、TikTokの利用実態などの詳細なデータをまとめている。

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