10周年モデル「Apple Watch X」、本体が薄くなり画面が45mm/49mmに大型化か

Image:Wordsmattr.io

次期Apple Watchは発売10周年モデルとなり、「史上最大のデザイン変更になる」との報道もあった。様々な噂に基づき、ドイツのデザイン会社Wordsmattrが予想CG画像を公開していたこともある。

しばらく続報が無かったなか、次期モデルではケースが薄くなり、画面サイズは現行の41mm/45mmから45mm/49mmへと大型化すると著名アナリストが主張している。

アップルのサプライチェーン情報に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏は自らのブログで、次期Series Xでは画面サイズが大きくなってケースが薄くなるなど、「外観がアップグレードする」と述べている。

10周年モデル、通称「Apple Watch X」のケースが薄くなるとの見通しは、BloombergのMark Gurman記者も報じていたことだ。また同氏は、今後はアップル製品の薄型化が進み、Apple Watchも対象に含まれていると述べたばかりだ。

もしも本体サイズはそのままに画面が大きくなるとすれば、ベゼルが狭くなる可能性もある。アップルは次期「iPhone 16」シリーズにBSR(Border Reduction Structure)技術を投入し、さらなる狭額縁化を目指すとみられている。その技術が、Apple Watch Xにも使われるのかもしれない。

またディスプレイが大型化した場合は、旧モデル用のバンドが流用できるかどうかが気になるところだ。たとえばApple Watch Ultraシリーズは49mmとなったが、従来の42mm/44mm/45mm用バンドが使える。そもそもApple Watchシリーズは何度かサイズが変更されたが、バンドの互換性はどうにか保たれてきた(おそらく膨大なバンドの在庫を抱えた販売店のため)。

が、Apple Watch Xでは取付システムが変わり、バンドの互換性がなくなるとの噂が複数の情報源から届けられてきた。これまでの方式では「バンドの端を収納するスロット」「固定するバネ」「開放するボタン」の3つが大きなスペースを占めていることから、本体の薄型化に伴い見直されてもおかしくはない。

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