J助っ人FW「不公平だ」 絶妙抜け出し→逆転弾のオフサイド判定に物申す…ファンも疑問視

ルキアンのゴールはオフサイド判定で取り消しに【写真:徳原隆元】

ルキアンの逆転ゴールはオフサイドで取り消しに

湘南ベルマーレは、6月16日に行われたJ1リーグ第18節で名古屋グランパスとアウェーで対戦し、1-1で引き分けた。この試合で後半24分にFWルキアンがゴールネットを揺らすも、オフサイド判定で取り消しになった。

試合は前半33分、右サイドからのクロスにFW永井謙佑がダイレクトシュートで合わせて名古屋が先制。しかし後半15分、ペナルティーエリア手前からボールをつなぎ左サイドの高い位置を取ったMF小野瀬康介が右足でコントロールショットをファーサイドに突き刺して同点に追い付いた。

そして後半24分、相手DFの裏のスペースにルキアンが抜け出すと、GKランゲラックとの駆け引きを制してニアサイドにボールを流し込み、湘南が逆転に成功したかと思われたが、ここでビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入し、オフサイド判定となった。

スポーツチャンネル「DAZN」でこの試合で解説を務めた元Jリーガーの佐藤悠介氏も、「ここからから(VARの確認映像)でも分からないですからね」と際どい判定であったことを主張。実況の岡田健太郎アナウンサーも「我々の目視の感覚では分からないレベルです」とこのシーンを伝えた。

そのなかでルキアンは自身の公式X(旧ツイッター)にて「That’s not fair.(不公平だ)」と、得点シーンとVARの確認映像を投稿。「名古屋側から見てもこれは残ってると思ってた」「うわー微妙」「これオフサイドじゃないと思う」「気持ちは分かるが…」「これがオフサイドかは、うーんって感じ」など、反響のコメントも寄せられた。

この試合では、湘南MF小野瀬のゴール後に名古屋の選手たちが山下良美主審らに猛抗議。湘南がゴール前にボールを運ぶ過程で主審にボールが当たったことを主張するも、判定は覆らずにゴールが認められ、判定を巡って試合が中断されるワンシーンもあった。

試合を通じて選手たちがジャッジに不満を抱え、後味の悪い一戦になってしまった。(FOOTBALL ZONE編集部)

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