1番・大谷翔平は「Great」 “ベッツ代役”で3安打…指揮官は復活確信「いい兆候だ」

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:ロイター】

ロバーツ監督「しばらくの間、レフトに放った二塁打のような打球を見ていなかったから、いい兆候だ」

■ドジャース 9ー5 ロッキーズ(日本時間18日・デンバー)

ドジャースの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、敵地・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、今季8度目の1試合3安打をマークした。5打数3安打1打点、1四球で打率.314。チームの9得点快勝に貢献し、デーブ・ロバーツ監督は「ショウヘイはグレートだ」と称賛した。

1番の仕事をきっちり果たした。2回2死二塁で右前適時打を放つと、4回1死には左中間二塁打。6回1死の左翼線二塁打で今季8度目の1試合3安打だ。前日16日(同17日)の本拠地・ロイヤルズ戦で1試合2発と復調の兆しを見せていた。試合後のロバーツ監督は賛辞の言葉を並べた。

「1番に入ったからと言ってアプローチに変化はない。今までやり続けてきたことを、(1番でも)やってほしいと思っている。(2番の)ウィル・スミスにも言えることだ」

1番でも好球必打を貫いた。指揮官が注目したのは8回先頭の第5打席だ。際どいコースを見極めてフルカウントから出塁した。「四球を選んだ場面もそうだ。ストライクゾーンを強く意識している」。そして、逆方向への長打となった左翼線二塁打を高く評価した。「しばらくの間レフトに放った二塁打のような打球を見ていなかったから、これはいい兆候だ」。

不動の1番だったベッツが戦線離脱した。「私たちは勝ち続けないといけない。ミギー(ロハス)はこの数か月いいスイングをしている。ショウヘイも先週からグレートだ。フレディ(フリーマン)も爆発している。今日は6出塁。感心するよ」とロバーツ監督。チームの結束力を感じさせる快勝だった。(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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