草笛光子 現代社会に怒り心頭 タクシー運転手・三谷幸喜と意気投合 「九十歳。何がめでたい」本編映像

2024年6月21日より劇場公開される、作家・佐藤愛子の同名ベストセラーエッセイ集の映画化作「九十歳。何がめでたい」から、草笛光子演じる作家・佐藤愛子(草笛光子)と孫娘の桃子(藤間爽子)が、タクシーで移動中に運転手(三谷幸喜)と世間話で盛り上がるシーンの、本編映像が公開された。

「無線タクシーに電話をかけたんだけど30分もつながらなかったわ」とボヤく愛子に、「昨今はスマホで呼べるんですよ」と教える運転手。「スマホなんて持ったことない」と嘆く愛子に運転手も、「便利なのか不便なのかわけのわからない世の中になりましたねえ」としみじみと同調してみせる。その後もスマホ談議に熱が入り、なんでもスマホで楽に解決してしまう現代人に対して「てめえの頭と体使って生きてみろって言ってやりたいんですよ!」とタンカを切る運転手に、思わず愛子も「よく言った!」と返す。

この後も、精算しようとする運転手が黙り込んでしまうほどにヒートアップした愛子が、次々と愛子節を炸裂(さくれつ)させる姿を見せる。

「九十歳。何がめでたい」の主演を務めるのは、昨年90歳を迎えた草笛光子。“世の中を痛快に一刀両断する90歳の作家”に挑む。物語は、数々の文学賞を受賞してきた佐藤愛子が、作家生活を引退して来客もなくなり、鬱々と過ごしていたところに、冴えない中年の編集者・橘高がエッセイの依頼を持ち込むところから始まる。ヤケクソで始めた連載は、「いちいちうるせえ︕」と世の中への怒りを赤裸々に書いた内容が意図せず大反響を呼び、愛子の人生は90歳にして大きく変わっていくのだが・・・という内容となっている。

【作品情報】
九十歳。何がめでたい
2024年6月21日(金) 全国公開
配給:松竹
©2024『九十歳。何がめでたい』製作委員会 ©佐藤愛子/小学館

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