カブス、課題のリリーフ陣崩れて借金5 鈴木誠也は一時同点の適時打含む2安打1打点

● カブス 6-7 ジャイアンツ ○
<現地時間6月17日 リグリー・フィールド>

リリーフ陣の失点重なりシカゴ・カブスが逆転負け。鈴木誠也外野手(29)は「4番・右翼手」でフル出場し、マルチ安打を記録した。

1点先制を許したカブスはジャイアンツ先発ヒックスから毎イニング走者を出しながらも、決定打が出ず5回まで無得点。5回裏には一死一、三塁の好機で3番コディ・ベリンジャーが右飛を放つも三塁走者が本塁憤死。1点ビハインドで試合を折り返した。

6回表、一死満塁から登板した3番手ヘイデン・ウェスネスキが火消しに成功し無失点に抑えると、直後の6回裏にマイケル・ブッシュの9号2ランで逆転に成功。続く7回表には2点を失って再びリードを許すも、7回裏に再逆転。鈴木の同点適時二塁打とイアン・ハップの8号3ランで4得点を挙げ、一気に3点のリードを奪った。

ところが8回表、4番手マーク・ライターJr.が3番ベイリーに5号ソロを浴び2点差に詰め寄られると、9回表には守護神エクトル・ネリスが捕手の打撃妨害と四球で走者を溜め、8番エストラダに9号逆転3ランを被弾。2度の逆転実らず、借金が5つに膨らんだ。

敗れたカブスはナショナル・リーグ今季ワーストトップとなる16度目の救援失敗を記録。先発防御率3.45はリーグ3位の好成績であるのに対し、リリーフ防御率4.49はリーグワースト3位と低迷。この試合も先発ハビエル・アサドが5回1失点と好投したが、リリーフ4投手が4イニングで5失点を喫した。

この試合の鈴木は4打数2安打、1打点、2三振という内容。3試合連続安打をマークし、今季成績は打率.272、OPS.800に上昇している。

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