今季最後の昇格大会に松山英樹が出場 全米V逸マキロイは欠場

全米オープンから連戦の松山英樹(撮影/村上航)

◇米国男子◇トラベラーズ選手権事前情報◇TPCリバーハイランズ(コネチカット州)◇6835yd(パー70)

メジャー第3戦「全米オープン」を終えた選手たちは、大会のチャーター機などで米国北東部コネチカット州に入った。20日(木)開幕の4日間大会は、PGAツアーの今季8試合のシグニチャーイベント(昇格大会)の最終戦だ。

予選カットのない72ホールの戦いには総額2000万ドル(約31億4740万円)の賞金(優勝360万ドル=約5億6650万円)がかかる。勝者が獲得するフェデックスカップポイントも700ptと、4大メジャー及び「ザ・プレーヤーズ選手権」の750ptに次ぐ高さを誇る。8月のプレーオフシリーズまで2カ月を切り、勝敗の行方は年間王者争いにも影響を及ぼすかもしれない。

1952年に「インシュランスシティオープン」の名称でスタートした試合は昨年、昇格大会にグレードアップ。同じニューイングランド地方のバーモント州出身、キーガン・ブラッドリーがザック・ブレア、ブライアン・ハーマンに3打差をつける通算23アンダーで優勝し、「257」は大会最少ストロークの新記録になった。

出場予定だったロリー・マキロイ(北アイルランド)は前週「全米オープン」惜敗後に欠場を表明したが、2022年大会を制したザンダー・シャウフェレのほか、マチュー・パボン(フランス)、ルドビグ・オーベリ(スペイン)らがエントリー。ジョーダン・スピースは2017年に優勝。ダニエル・バーガーとのプレーオフで見せたバンカーからのチップインバーディは語り草だ。

松山英樹は昨年初出場して13位で終えた。初日から「69」「64」「65」「66」と60台を並べて通算16アンダー。パー70の設定でもスコアの伸ばし合いは避けられない。

<主な出場予定選手>
キーガン・ブラッドリー、ビクトル・ホブラン、ザンダー・シャウフェレ、パトリック・カントレー、コリン・モリカワ、スコッティ・シェフラー、トミー・フリートウッド、リッキー・ファウラー、ジョーダン・スピース、ジェイソン・デイ、松山英樹、ルドビグ・オーベリ、ジャスティン・トーマス

© 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン