親善試合で石川に勇気を なでしこ監督、知事に抱負

名前入りユニホームを贈った池田監督(右)と馳知事=18日午前9時20分、石川県庁

 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の池田太監督は18日、石川県庁に馳浩知事を訪ね、7月13日に金沢ゴーゴーカレースタジアムで行われる国際親善試合について「選手の躍動する姿で能登、石川の皆さんに勇気と感動を届けたい」と抱負を語った。

 「能登半島地震復興支援マッチ」として行われ、ガーナ代表と対戦する。パリ五輪前に国内で行う最後の強化試合で、県内で日本代表戦が開催されるのは男女通じて初めて。試合には能登でサッカーに取り組む小中高生が招待される。

 名前入りのユニホームをプレゼントされた馳知事は「被災地の子どもたちも見に来る。私も気合を入れて応援に行きたい」と述べ、開催に謝意を示した。

 池田監督はパリ五輪代表メンバーに選ばれた金沢市出身の北川ひかる選手について「彼女の攻撃は日本にとって大きな力になっている」と評価し、活躍に期待した。県サッカー協会の小石一寛会長、顧問の紐野義昭県議らが同行した。

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