大谷翔平級のメジャー“6月男”に米記者驚嘆「漫画のキャラに変身」 HRペースは“伝説超え”

フィリーズのカイル・シュワーバー【写真:ロイター】

昨季MLB初の「打率1割台&40本塁打」をマークしたシュワーバー

日本人ファンにとって、6月に入ると調子を上げる“6月男”として知られる米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手。だが、同等に本塁打を打ちまくっている選手がいる。フィリーズのカイル・シュワーバー外野手は17日(日本時間18日)の本拠地パドレス戦に「1番・DH」で出場し、3回に15号2ランを放つと、6回にも16号2ランを放って3打数2安打4打点の活躍で9-2の勝利に貢献した。米記者はシュワーバーの6月だけに特化した記録に注目。ベーブ・ルースを超えるペースとなっていることを紹介している。

打ち出したら止まらない。0-0の無死一塁で迎えた3回の第2打席。シュワーバーは右腕バスケスの3球目を強振すると、打球は右中間スタンドの一番深いところに飛び込んだ。4回の第3打席は凡退したが、6-1とリードして迎えた6回の第4打席でも右中間のブルペンに叩き込む2ランを放った。

米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者はシュワーバーが第3打席を終えたと見られるタイミングで自身のX(旧ツイッター)を更新し「フィリーズのDH、カイル・シュワーバーは6月に次のような驚異的な成績を残し、漫画のキャラクターに変身した」と投稿。「615打数 59本塁打 130打点」と数字を紹介し、「シュワーバーは6月、10.43打数に1本塁打を放っている。ベーブ・ルースは6月、10.63打数に1本塁打を放っていた」と“ルース超え”のペースで打ちまくっていることを記した。

さらに2本目の本塁打が飛び出すと、ナイチンゲール記者はXで「そして現在、60本塁打、132打点、616打数 この男ほど6月を愛している者はいない」と投稿。これを引用する形で「シュワーバーは、キャリア通算で6月に172試合出場し60本塁打を放った。これはMLBの歴史上で最も早い記録だ」と続けた。

これには海外ファンも反応。「彼に娘ができたら、ジューンと名づけられるべきだ」「ばかげている」「シュワーバーはプライド月間を愛している」といったコメントが寄せられている。

昨季はシーズン全体で打率.197、47本塁打をマークし、メジャー史上初の「打率1割台&40本塁打」という珍記録を残したシュワーバー。6月の本塁打数にフォーカスすると、大谷は2021年に13本、23年は15本放った。一方のシュワーバーも21年に16本、22年に12本と同等レベルにかっ飛ばしている。今季もここまでの14試合で5本塁打を含む16安打、10打点、打率.291、OPS1.000という高い成績をマークしている。

THE ANSWER編集部

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