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予想外の展開と結果に、イギリスのレジェンドも衝撃を受けたようだ。
現地時間6月17日に開催されたEURO2024のグループステージ第1節(E組)で、FIFAランキング3位のベルギーは、同48位の格下スロバキアとフランクフルトで対戦。開始7分にミスから許した1点を最後まで返せず、0-1でまさかの敗北を喫した。
再三ビッグチャンスを作りながら決めきれない、深刻な決定力不足に、際どい判定でロメル・ルカクの同点弾が二度取り消される不運が重なった。
英公共放送『BBC』のラジオで解説を務めたクリス・サットン氏は、アシストしたロイス・オペンダのハンドで無効になった2つ目のジャッジを疑問視。「スキャンダラスだ。バカげている。オペンダは意図的にボールをプッシュしたわけではない。厳しいね。プレミアリーグなら、あのゴールは成立する」と言い放った。
【動画】判定は妥当?ルカク弾は認められるべき?元プレミア得点王が大騒ぎしたシーン
かつてプレミアリーグ得点王に輝いた元イングランド代表はまた、ルカクのほかにもケビン・デ・ブライネ、レアンドロ・トロサール、ジェレミー・ドクらを擁する、タレント軍団が敗れた驚きを口に。率直な感想をこう伝えた。
「ベルギーのタレントとクオリティを考えれば、このような結果になるとは誰も予想していなかっただろう。彼らにはチャンスがあった。これはスロバキアにとって最も有名な勝利のひとつになるだろう。
実際のところ、前半のルカクは本当にお粗末だった。いつもなら簡単にモノにする三度のビッグチャンスがあった。彼はすでにゴールデンブーツ(大会得点王に贈られる賞)を手にしていたかもしれない。スロバキアはそれほど多くのチャンスを作っていない。とにかくベルギーはもったいない場面が多かった」
ベルギーの不覚と同時に、粘り強く戦い抜いたスロバキアの健闘も非常に際立つものだった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部