「エンドウは本当に良い選手だ」遠藤航、スロット新体制でも開幕スタメンか。アンカー補強が噂されるも地元記者は重要性を強調!「マカリステルを助ける6番が必要」

リバプールの成長に必要なのは、遠藤航が担うアンカーの強化だという声は後を絶たない。だが、移籍1年目に日本代表キャプテンが一定の実績を残したことは確かだ。

リバプールの専門サイト『Anfield Index』は6月17日、デイビッド・リンチ記者がポッドキャストで遠藤を称賛し、開幕スタメンにふさわしいとの見解を示したことを伝えている。

同記者は「アレクシス・マカリステルを助ける本職が6番の選手が必要で、それはエンドウになると思う」と述べた。

「今季のエンドウはまずまずだったと思う。リバプールが望み、必要とするワールドクラスの6番だとは思わない。だが、本当に良い選手だと思う」

Anfield Indexはリンチ記者の発言を紹介し、「中盤に戦略的アンカーが必要と強調している。その役割を担うのはエンドウと見られる。リンチ記者の見解は、中盤を安定させ、やや前の位置で活躍するマカリステルに必要なサポートを提供できるエンドウの能力への自信を表している」と伝えた。

「エンドウは『ワールドクラス』の地位に達していないかもしれない。だが、その貢献はまったく否定できないものだ。彼が不十分だという話は、その能力を実際に反映しているのではなく、期待の大きさからくるものではないだろうか」

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そのうえで、リンチ記者は「(遠藤の横に)ひとりはマカリステル、それとドミニク・ソボスライ。開幕時点で先発3人は彼らと考える」と、日本代表MFはレギュラー候補と話している。

Anfield Indexは、若手有望株ハービー・エリオットの役割が問題になると指摘し、リンチ記者も「理想的ではない」と話したことを紹介。そのうえで、「エンドウに中盤の守備強化を頼ることで、マカリステルとソボスライは攻撃で自由に本領発揮できる。より効果的でまとまりあるユニットになるかもしれない」と続けた。

「リバプールにとって重要なのは、確立された戦術的枠組みを壊さずにエリオットのような選手たちをシステムに組み込み、リソースを賢くマネジメントすることになる。チームのポテンシャルを完全に発揮させるのに、ローテーションを戦略的に用い、フォーメーションを適応させるのが重要だ」

最後に、Anfield Indexは「シーズンが進む中でスロットがエンドウのような選手をどう活用するかは興味深い。効果的にこれらの面々を調和させられれば、リバプールは戦術的革命、中盤強化のシーズンとなるかもしれない」と締めくくった。

「エンドウと彼の役割を巡る話は、トップクラブの期待管理と戦略的フィットという、幅広いテーマを反映している。リバプールがトップフォームを取り戻すことを目指すなかで、中盤の進化が注目の重要ポイントとなることは間違いない」

スロットが遠藤をどう生かしていくのか注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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