中国で英雄になったシンガポールGK「私の祖父の祖父は中国人」=中国ネット「大体そうでしょ」

サッカー中国代表の2026年ワールドカップ(W杯)北中米大会アジア2次予選突破を助けたとして中国で英雄になったシンガポールGKのハッサン・サニーが16日から家族らと上海を訪れている。

中国・上海メディアの東方網などによると、サッカー中国代表の2026年ワールドカップ(W杯)北中米大会アジア2次予選突破を助けたとして中国で英雄になったシンガポールGKのハッサン・サニーが16日から家族らと上海を訪れている。

11日に行われたアジア2次予選の最終節で、グループ2位に付けていた中国は首位の韓国に敗れ、3位のタイの結果次第では予選敗退の可能性もあった。

タイと対戦したシンガポールのGKハッサンは3点を奪われはしたものの、好セーブを連発。最終スコアはタイの3-1で、タイは勝ち点と得失点差で中国に並びながらも、直接対決の成績で予選敗退が決まった。

ハッサンが家族らとシンガポールで経営するナシレマ(ココナツミルクで炊いたごはん)の店には、試合後に多くの中国ファンが訪れて感謝の言葉を伝えたほか、アリペイの支払い用QRコードがネット上で流れたことから、お金を送ってきた中国のファンもいたという。

今回の上海訪問は、中国で複数の商業用不動産を所有するシンガポールの不動産大手キャピタランドの招待を受けてのもの。

17日には上海市内で多くのファンと交流し、「ここでこんなにもたくさんの愛とサポートを受けているのを目にして、うれしい気持ちでいっぱいだ」と語った。

ハッサンによると、父方の祖父の父方の祖父が中国人で、中国語も少しだけ分かるという。

中国のネット上では「上海へようこそ」「中国代表がW杯アジア最終予選も突破して本大会出場ということになれば、ハッサンは神扱いされるだろう」「父方の祖父の父方の祖父が中国人?シンガポール人は大体そうでしょ」「シンガポールは華人系が国民の7割超を占めるからね」などのコメントが寄せられた。(翻訳・編集/柳川)

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