6月15日、熊本市で20代の女性が飲酒運転とみられる車にはねられて死亡した事故で、逮捕された男が直前に別の当て逃げ事故を起こした可能性のあることが新たにわかりました。
6月15日午前4時15分ごろ、熊本市中央区細工町の県道で、歩道を歩いていた熊本市児童相談所の職員、横田千尋（よこた ちひろ）さん（27）が軽乗用車にはねられ死亡しました。
近くの人「ドカンという音がしましたね。びっくりしました」
警察は、酒気帯び運転と過失運転致死の疑いで、熊本市中央区島崎の飲食店従業員、松本岳（まつもと たける）容疑者（23）を現行犯逮捕しました。
捜査関係者によりますとこの死亡事故の約1分前、現場から北に約400メートル離れた県道で、トラックに車が追突してそのまま逃走する事故がありました。トラックの運転手にけがはありませんでしたが、追突した車は直後に南の方向に走り去ったということです。
記者「トラックの運転手の話では、車は進行方向とは逆の方に逃げて行ったということです」
近くの防犯カメラにはトラックの後ろを車が走り、数20秒後にその車が逆方向に走る様子が映っていました。
追突した車も松本容疑者が運転していた可能性があり、車はその直後に横田さんに衝突したとみられます。
警察は、この追突と死亡事故との関連を調べています。
