人気漫画「黒執事」、クライマックス目前で一時休載へ 作者「結局全く休まずに来てしまいまして」、「引き続き携わります」にファン安堵

テレビアニメ化された人気漫画『黒執事』が初めての長期休載に入ることになった。2024年6月18日、掲載誌の「月刊Gファンタジー」が発表したほか、作者の枢やなさんもコメントを発表している。

「『黒執事』のクライマックスに向けて必要な取材と準備を進めます」

『黒執事』は、19世紀末期のイギリスを舞台に、名門貴族・ファントムハイヴ家の当主「シエル・ファントムハイヴ」と、シエルに仕えるスーパー執事「セバスチャン・ミカエリス」の活躍を描くダークファンタジーだ。

日本だけでなく海外でも人気を集め、23年12月時点で世界シリーズの累計発行部数は3500万部を突破した。24年4月からは、アニメ第6作「黒執事 -寄宿学校編-」が放送されている。

Gファンタジー公式Xは18日、「『黒執事』は次号月刊『Gファンタジー』8月号より、しばらくの間、休載させていただきます」と発表した。

「連載再開につきましては決定し次第、発表いたします」といい、休載期間は過去連載分を再掲載する予定だという。

シエルとセバスチャンのイラストを添えた枢さんからのメッセージも公開している。

「この度、少し長めのメンテナンス休暇をいただくことになりました! 2004年にデビューして以来、2024年で画業20年。この長い間、大病せず、休みなく走り続けられたのは、皆様の温かい支援があったからに他なりません。この期間に心身をしっかりと整えつつ、『黒執事』のクライマックスに向けて必要な取材と準備を進めます」

「これを機に人間ドックを受けたり、イギリスなどに取材に行ってきます!」

枢さんは、Xでもコメントを発表している。

長期休載にあたって「自主的に休載するのは連載スタートしてから初めてのことで、なんだか大袈裟なお知らせになってしまいました」としつつ、一時的な休載は以前から計画していたことだったとした。

「実は『100回記念が終わったらお休みをもらおう』と思っていたんですが......。結局、『やっぱり15周年まで』『ここまできたら 200回まで』と先延ばしにし、結局全く休まずに来てしまいまして。今回『寄宿学校編』のアニメ最終放映日に合わせて、お休みを頂くことにいたしました」

休載中は「これを機に人間ドックを受けたり、イギリスなどに取材に行ってきます!」という。

ファンに向け「休載中も『黒執事』『ツイステ』には引き続き携わりますし、Xにも顔を出しますので、チェックしていただけますと幸いです。たくさん栄養をつけて戻ってきます!」と呼びかけた。

枢さんの報告には、「お休み楽しんで下さいね?パワーアップした枢先生と黒執事にまた会えるのを楽しみに待ってます!」「誰しも休憩は大切ですし、この休載期間はゆっくり過ごしてください!いつもお仕事お疲れ様です!」とする声が寄せられている。

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