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6月18日は「おにぎりの日」とされています。そこで、ピックアップするのは新潟が誇るコシヒカリの話題です。国内ではコメ離れが指摘される中、ヨーロッパのある国でいまおにぎりが人気を集めているといいます。
洋菓子店のような白い外観の店に並ぶのはケーキやクッキー…ではなく色鮮やかなおにぎりです。
この店があるのは日本から遠く離れたフランス・パリ。
花の都・パリに2021年オープンしたおにぎり専門店「O-Kome」です。
味を左右するコメには佐渡市で育てられたコシヒカリも使われています。
生産者の相田忠明さんです。
〈相田忠明さん〉
「無駄な水を入れないためには田んぼの見回りが大事。そういった目に見えない仕事が大事」
佐渡牛の堆肥や佐渡の牡蠣殻などを使ったこだわりの有機農法で栽培するコメは、国際水準の「グローバルギャップ」を7年連続で取得。
海外への輸出を通じて販路の拡大を目指しています。
〈相田忠明さん〉
「日本人のコメ離れと国土(田んぼ)のバランスはあっていない。いまある田んぼを未来に向けて守っていくためには輸出は大きな方法」
現在は中国・上海に20トン、パリに2トンのコメを輸出していて、取引先のひとつがパリのおにぎり専門店です。
期待を寄せるのが7月開幕するパリオリンピックです。
〈相田忠明さん〉
「パリは和食を食べることがステータスになっている。世界各国の人たちはパリ五輪を通してパリのフレンチではなく日本食をパリの地で感じてくれるかもしれない」
手塩にかけて育てた自慢のコメを世界へ…
パリオリンピックをきっかけにさらに佐渡のコメが注目を集めるかもしれません。