群馬県は、災害が発生した際に避難所などへキッチンカーを派遣する体制を整備しようと、フードトラック駆けつけ隊と協定を結びました。
県と協定を結んだのは、東京都の一般社団法人「フードトラック駆けつけ隊」です。
「駆けつけ隊」は、キッチンカーの事業者と連携を図り、災害が発生した際、避難所などに食料を提供するボランティアを行っています。今回の協定により、災害時には県からの情報をもとに被災地にキッチンカーを派遣し、避難所で生活をおくる被災者に温かい食事を提供することが可能となります。
県内でキッチンカーの支援などを行う伊勢崎市の「まきばプロジェクト」が運営し、事業者の招集や被災地との調整役などを担うということです。
県の高原啓成危機管理監は、「避難所での生活の質を担保し健康で安全に過ごしてもらえるよう取り組んでいきたい」と期待を寄せました。
駆けつけ隊は、東京都世田谷区などと同様の協定を結んでいますが、都道府県単位での協定締結は初めてです。