国民的MCから転落し最後はカンボジアで“謎の死”を遂げた父の「浮気」、発覚時の心境を娘の韓国タレントが明かす

弁護士でタレントとしても活躍するソ・ドンジュが、自身の亡くなった父親ソ・セウォンさんの浮気について心境を明かした。

6月17日に初放送されたバラエティ番組『この話を必ずしたかったです』(原題、tvN)では、全国民を驚かせた尊属殺人(自分や配偶者の親や祖父母などを殺害すること)事件に関して話が交わされた。

この日、ソ・ドンジュは加害者“カン・ジュンス”(仮名)の父親が浮気後、別の暮らしをすることになったという話に接すると、「裏切られたと思ったはずだ。ジュンスの気持ちはある程度は理解できる。とにかく私の父もいろいろあったので」と共感した。

ソ・ドンジュは、「父の浮気を知った後、どうだったか」というスタッフの質問に、「来るときが来たんだと。そんな感じ。怒りや悲しみといった感情は最初からなかった。映画で見ると、震えながら怒るではないか。でも私は、それができなかった。感情のスイッチがパタッと切れた。そう、パパはそうだと思ったと言って済ませた」と打ち明けた。

(画像=tvN)『この話を必ずしたかったです』に出演したソ・ドンジュ

ソ・ドンジュの複雑な家庭

そもそもソ・ドンジュは、女優ソ・ジョンヒと国民的MCだったソ・セウォンさんの娘だ。ソ・ジョンヒは2015年にソ・セウォンさんと離婚した。

その過程で、ソ・セウォンさんの浮気や家庭内暴力が議論となり、衝撃を与えた。ソ・セウォンさんがかつて人気コメディアンだっただけに、大衆を驚愕させた。

これと関連してソ・ジョンヒは昨年、とあるバラエティ番組を通じて「不倫女から連絡が来て、私がそれを発見した。衝撃を受けた。その時、夫に要求したのは“申し訳ない”という一言だった。毎日泣きながら話した。謝罪一言で一緒に暮らすと伝えたが、“すまない”の一言もなかった。気が狂いそうだった」と話したことがある。

(写真提供=OSEN)ソ・セウォンさん

なおソ・セウォンさんは2023年4月20日、カンボジアの病院で点滴を受けていたところ、心停止で死亡した。享年67歳。死因をめぐって様々な疑惑が浮上したが、現地で火葬後に遺骨が韓国に移され、4月30日にソウル峨山病院に葬儀場が設けられた。

ソ・ジョンヒと離婚した後、2016年にヘグム演奏者と再婚。その後、カンボジアに移住していた。

◇ソ・ドンジュ プロフィール

1983年3月28日生まれ。本名同じ。米サンフランシスコ大学のロースクールを卒業後、全米で最難関とされるカリフォルニア州の司法試験に合格し、韓国で「美人すぎる国際弁護士」として一躍有名人に。2020年に生活拠点をアメリカから韓国に移し、2022年にOnestaカンパニーとの専属契約を正式に発表。本格的なタレント活動を知らせた。父は韓国の大御所芸能人ソ・セウォン(2023年没)、母はCMモデル出身タレントのソ・ジョンヒ。

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