JR肥薩線検討会議 最終合意に向けたスケジュールを確認【熊本】

2020年7月豪雨で被災し、いまなお一部区間で運休が続く、JR肥薩線についてです。国と熊本県、JR九州の3者による検討会議が先ほど開かれ、今年度中を目指す最終合意に向けたスケジュールを確認しました。

JR肥薩線の検討会議には、国、熊本県、JR九州のほか、オブザーバーとして鹿児島県と宮崎県も参加。

今回、新たに参加する亀崎副知事は「球磨川流域の復興には肥薩線の復旧が不可欠」と話し、最終合意に向け意欲を示しました。

いまなお運休が続いている肥薩線の八代ー人吉間は、鉄道での復旧について
今年度中の最終合意を目指しています。

【JR九州松下 琢磨総合企画本部長】
「実現可能性を高めていく、深度化をしていくことが大事。また、開業後の目標設定などをどうするかが最終合意に重要」

会は非公開で行われ、熊本県が最終合意に向けたスケジュールを提示したということです。

スケジュールでは観光と日常利用の具体策や、復旧後の利用者数などの数値目標を
来年2月までにまとめ、来年3月に検討会議を開き、最終合意を行いたいとしています。

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