鉄塔が倒れて下敷きに…46歳男性が死亡 北陸電力の鉄塔 解体作業中 富山・上市町

18日午後3時40分ごろ富山県上市町の山間部にある北陸電力の鉄塔の解体作業中、46歳の作業員の男性が倒れてきた鉄塔の下敷きになり死亡しました。

死亡したのは長野県飯田市の会社員、鳥居智和さん(46)です。

上市警察署によりますと18日午後3時40分ごろ、富山県上市町伊折の早月川上流にある馬場島発電所付近で、鉄塔の解体作業をしていた鳥居さんが倒れてきた鉄塔の下敷きになりました。

近くにいた作業員からの連絡で工事関係者が119番通報し救急隊が駆け付けましたが、鳥居さんは頭を強く打っていて約1時間15分後に救急隊によって死亡が確認されました。

鳥居さんが勤務する会社は、北陸電力から山間部で資材などを運ぶ索道(さくどう)と呼ばれる施設の鉄塔を解体する工事を請け負い、作業をしていました。

現場の索道は、標高約700メートルの馬場島発電所付近から南東側の標高950メートル付近までの斜面に敷設されていて、鳥居さんは合わせて5人で鉄塔の解体作業をしていたということです。

警察が詳しい事故の原因を調べています。

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