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4月に78歳で死去した旧勢多東村(現群馬県みどり市)出身の詩画作家、星野富弘さんへのみどり市名誉市民称号贈呈式が18日、市役所大間々庁舎で開かれ、妻の昌子さん(82)が代理として須藤昭男市長から称号を受け取った。
須藤市長は「詩画は自分の子どものようなものだと生前、富弘さんは語っていた。富弘さんの生きた証しを後世にしっかりと伝えるのが市の役割。富弘美術館を核としながら、地域全体を盛り上げていきたい」と語った。
名誉市民称号が贈られたことに対して、昌子さんは「すごいものを頂いて、富弘さんも喜んでいると思う。みどり市が発展し、活躍する市であることを願っている。(富弘さんは)詩や作品を通じて、いろいろなことを訴えている。そういう中から、勇気とか生きる力とかに気付いてもらえたらうれしい」と話した。
富弘さんとの一番の思い出については「一緒にいて教えられることが多かった」とし、「作品を見ていると、涙が出てきてしまいそう。富弘さんは祈りながら、強い気持ちで作品を描いていた。入院直後は絶望の中にいたが、神の言葉によって立ち上がれたんだと思う」と振り返った。
富弘美術館(同市東町)では21日、「お別れの会」を開く。同館の記帳所にはこれまで約3700人が訪れている。