【男子バレー】カナダに惜敗も「ネガティブにならず、やるべきことを明確にして次の試合に臨むべき」西田有志が鼓舞【ネーションズリーグ】

バレーボールネーションズリーグ(VNL)は6月18日、フィリピン・マニラで男子予選ラウンド第3週が開幕した。世界ランキング3位の日本代表は、同12位のカナダ代表と対戦し、セットカウント2-3(21-25、25‐20、15‐25、25-20、10-15)で敗れた。

西田有志は「本当にきょうはサーブゲームになった。1セット目に相手のセッターのトスがずっと伸びていた状態だったが、2、3、4、5(セット)と徐々に短くなっていって、ブロックの位置の修正が遅れて後手になった」と試合を振り返った。
石川祐希と並んでチーム最多タイの19得点を挙げた西田は、「ずっとスパイクはディープに打ち続けることだけを意識している。やはりきょう、石川選手だったり、高橋藍選手のマークが厳しくなるのは分かったうえでの試合だった。そこで自分がムードを引っ張ってこれる状況をつくりたい気持ちで臨んだ。でもフルセットのところでそこが足りなかった」と反省点を口にした。

日本は6月21日にオランダ代表と対戦する。「中2日空くので、きょう出た課題をしっかり修正したい。こういう状況は必ず(パリ五輪でも)あるので、ネガティブにならずやるべきことを明確にして、次の試合に臨むべきだと思う。こういう(試合をする)機会をもらえるだけで感謝しないといけない。チーム全体で謙虚に前進していきたい」と、先を見据えた。

構成●THE DIGEST編集部

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