出雲空港連絡バス、キャッシュレスに 島根県、設備投資を支援 駐車場混雑問題→バス活用促進も

空港連絡バス(資料)

 島根県が、出雲空港(出雲市斐川町沖洲)と松江市内や出雲市内を結ぶ連絡バスのキャッシュレス化に取り組む方針を固めた。空港券売機周辺の混雑緩和やインバウンド(訪日客)の促進が狙い。空港駐車場の混雑が慢性化する中、バス活用促進の効果もあるとみられる。バス運行事業者が実施する設備の改修費用を支援する。

 関連経費約1千万円を盛り込んだ2024年度一般会計補正予算案を、開会中の6月定例県議会に追加提出する方針にしている。

 空港連絡バスは、松江一畑交通と出雲一畑交通が運行。空港とJR松江駅(松江市朝日町)間を大人1050円、所要時間35分で結ぶ路線などがある。キャッシュレス決済は外国人にとっても標準的で利便性の向上につなげる。

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