13日未明から明け方、クマ目撃相次ぐ 松江・宍道の住宅地近く 住民は警戒強める 島根県

集団下校する児童=13日午後、松江市宍道町宍道、宍道小学校前

 島根県松江市宍道町の住宅地に近い場所で、13日未明から明け方にかけてツキノワグマの目撃情報が相次いだ。いずれもけが人はいなかった。町内では5日も国道54号を横断するクマと車がぶつかったとの通報があり、住民が警戒を強めている。

 松江市農林基盤整備課によると13日午前0時20分ごろ、同町佐々布の荻田団地南側の県道上に子グマ2頭がいるのを車で通りかかった男性が発見した。体長50~80センチほどという。

 続いて午前4時ごろ、2キロほど離れた同町宍道の宍道蒐古館付近で、地元住民の男性が、体長1メートルほどのクマが水田にいるのを見つけた。

 市は、外出時にクマよけの鈴などを身に着けるよう呼びかけている。

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