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佐賀市の佐賀女子短大は、増加する留学生と日本人学生が交流する機会を増やそうと、外国文化を紹介するイベントを17日から始めた。第1弾は「チャイニーズウイーク」で、幸せを願う布「祈福帯(チーフーダイ)」を木に結ぶ習わしを学生らが体験。19、20日にも中国の文化に親しむイベントを開く。
同短大で学ぶ留学生は年々増加し、中国、韓国、ミャンマー、ネパールからの計99人が在籍している。イベントは、日本人学生との交流の機会を設け、多文化共生について学んでもらおうと初めて企画。最初に中国を取り上げることになり、留学生7人を中心に準備してきた。
参加した学生や教員約60人は留学生から中国文化の紹介を受けた後、赤色の細長い布にペンで「世界平和」「思いやりのある人と出会えますように」などと書き込み、構内の木にくくりつけた。中国では、寺に参拝する時に祈福帯を木に結ぶという。
こども未来学科1年の北島亜佑美さん(18)=福岡県柳川市=は「中国の文化を聞いて、日本にも同じようなものがあるなと親近感が湧いた」と話し、中国人留学生の彭菲(ホウヒ)さん(21)は「短大のみんなが中国に関心を持ってくれてうれしい」と喜んだ。
19日には中国の正月飾りを模したペーパークラフト、20日には「福」の字を逆さにすることで福の到来を祈る飾り「逆さ福」を作る。7月にコリアンウイーク、9月以降にネパール、ミャンマーの文化を学ぶイベントを開催する予定。(中島野愛)
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