ボッチャで楽しく交流 パリ・パラリンピック日本代表の遠藤裕美選手ら 子どもたちに実演披露

遠藤選手(右手前)が見守る中、ボッチャを楽しむ白河四小の3年生

 パリ・パラリンピックのボッチャ日本代表「火ノ玉ジャパン」の遠藤裕美選手(37)=県ボッチャ協会、福島市=らは18日、福島県白河市のみさか小と白河四小を訪れ、ボッチャを通じて子どもたちと交流した。

 市と日本ボッチャ協会は2021(令和3)年、共生社会の進展などを目指す相互協力協定を結んだ。毎年選手が市内を訪問し、ボッチャの普及に取り組んでいる。火ノ玉ジャパンは現在、市内で強化合宿を行っている。自身初のパラ代表に内定した遠藤選手はじめ、広瀬隆喜選手(39)と杉村英孝選手(42)が訪れた。

 白河四小では3年生37人が参加し、遠藤選手らがデモンストレーションを繰り広げた。3人がボールが密集する場所に自分の球を乗り上げさせる杉村選手の得意技「スギムライジング」を披露し、子どもたちをくぎ付けにした。

 4班に分かれて試合も行った。遠藤選手が「力加減に気をつけて投げてみて」と助言する場面も。矢田部汀蘭(ていら)さん(3年)は「思い通りに投げられず難しかったが、楽しかった。」と笑顔で語った。

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