花巻東が10年ぶり2度目のV 第71回春季東北高校野球

弘前学院聖愛-花巻東 延長10回裏花巻東2死一、三塁、簗田が左前へサヨナラ打を放つ。捕手加藤、球審寺田=石巻

 第71回春季東北地区高校野球大会最終日は18日、宮城県の石巻市民球場で決勝が行われ、本県第1代表の花巻東が弘前学院聖愛(青森第1)に延長十回タイブレークの末、3-2でサヨナラ勝ちし、10年ぶり2度目の頂点に立った。県勢の春の東北制覇は第61回大会の同校以来10年ぶり7度目。

 花巻東は1-2で迎えた延長十回に一ゴロ野選で追い付き、さらに2死一、三塁から簗田蒼汰(3年)の左前打で勝負を決めた。先発金野快(2年)は緩急を効果的に使い6回2/3を無失点と好投。その後は葛西陸(3年)、今大会初登板の小松龍一(同)と継投し相手打線を2失点に抑えた。

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