23日に人形供養法要 亀山の遍照寺、21日から受け付け 三重

【人形供養を営む村林住職=亀山市西町524の遍照寺で】

 【亀山】三重県亀山市西町524の延寿山地蔵院「遍照寺」(村林正裕住職)で23日午後1時半から、毎年6月の恒例行事「人形供養」が営まれる。

 28年前、先代住職がゴミ捨て場に縫いぐるみを捨てる人を見て、思い出のある縫いぐるみを供養しましょうと始めたのをきっかけに、毎年6月24日に行っている「縁日」にちなみ、24日前後の休日に法要を営むようになった。

 人形供養は、人形に感謝を込め、魂を抜く儀式「撥遣(はっけん)供養」。本堂に安置されている「延命地蔵菩薩」の前に人形を並べ、村林住職が読経して祈祷(きとう)する。

 村林住職(63)は「檀家(だんか)以外の市内外問わず、誰でも持ち寄っていただければ供養します。最後のお別れとなる当日、ご一緒にお参りしていただければ」と呼びかけている。ぬいぐるみや日本人形、西洋人形、ひな人形などの受け付けは21日午後1時―午後5時。22日は午前9時―午後5時。23日当日は午前9時―同11時。供養料は「おこころざし」程度。問い合わせは同寺=電話0595(82)0595=へ。

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