ホーフォード脱却により、優勝経験なしでプレーオフ最多出場試合数を誇る選手がハーデンに

NBAの2023-24シーズンは、ボストン・セルティックスの球団史上18度目の優勝で幕を下ろした。

6月18日(現地時間17日)に行われたダラス・マーベリックスとの「NBAファイナル2024」第5戦で、セルティックスは106-88で勝利。その試合でアル・ホーフォードは9得点9リバウンド2アシスト2スティールを残し、初優勝にこぎ着けた。

キャリア17年目のホーフォードは、38歳の大ベテランで、プレーオフ通算186試合目にして初のチャンピオンシップを獲得。186試合はNBA歴代14位、現役ではレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)の287試合に次ぐ2位という見事な実績と言っていい。

では、現役のなかで優勝経験がない選手で最もプレーオフ出場試合数が多いのは誰なのか。ホーフォードがそのリストから抜けたことで、最多出場試合数としてトップになったのは、ロサンゼルス・クリッパーズのジェームズ・ハーデン(166試合)となった。

キャリア15年すべてにおいてプレーオフ進出を飾ってきたハーデンは、2012年にオクラホマシティ・サンダーでファイナル進出、サンダーとヒューストン・ロケッツで各2度、カンファレンス・ファイナルまで勝ち上がったものの、優勝には届いていない。

34歳のベテランガードは、今夏に制限なしフリーエージェント(FA)となる。この男がクリッパーズと再契約するのか、それとも他チームと契約して新たなチャンスを手にするのか注目していきたい。

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