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鹿児島県南さつま市坊津の岬にある森で自生するサクラランが、ひっそりと咲き誇っている。桜色の小さな花が球状にかたまって垂れ下がり、ランに似た葉とともにかれんな姿を見せている。
九州以南に分布するキョウチクトウ科のつる性植物。地元のNPO法人「坊津やまびこ会」の鮫島昭一さん(75)によると、坊津で自生するのは1カ所程度とみられ、今季は5月中旬から咲き始めた。2センチほどの花が集まり直径約10センチの大きさに。つぼみ状のものがほかにもあり10月ごろまで楽しめるという。
鮫島さんは「海も見渡せる絶景の地に美しく咲いており癒やされる。坊津の豊かな植生を表しているようで頼もしい」と話している。
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