辛さ1~100まで選べるスープカレー …のはずが300辛や1000辛の客も?カラウマで人生が変わる『オモウマい店』

6月18日放送の『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』は、岡山県岡山市の『スープカレーq(キュー)』を紹介。独特の辛さへのこだわりをもつ店主にスタジオが驚いた。

店主は西崎文仁(ふみひと)さん(62)。定番メニューは『チキン野菜(1辛)』(1,100円)。トロトロに柔らかい骨付きチキンに、たまご(半個)、ニンジン、ジャガイモ、ピーマンがゴロッと入り、仕上げに香り付けスパイスのガラムマサラをふりかけ。スープには、約9時間かけて調理した自家製カレールーに、昆布、かつお節(厚削り)、頭と内臓をとった煮干しでとっただしを合わせる。MCのヒロミは「あれかな?ちょっとカレーうどんみたいな感じ」と味を想像。

そして何と言っても特徴的なのが、辛さのオーダー。メニューを見ると1~100まで辛さが選べるようだ。店員さんいわく「家で食べる普通の辛口が10くらい」というが、常連客たちは30辛や70辛などを味わう。『チーズハンバーグ(70辛)』は1,150円。辛さはいくら増しても無料だ。

辛さの元は約7時間かけて作る特製唐辛子ペースト。70辛に挑戦したお客さんに対し、店主は「もう一回70食べてみて。メモリされて、いったん対応させておけばメモリするんで(次回はたぶん食べられる)」と、繰り返し食べることをおすすめ。確かに店内にはリピーターが多い。

さらに観察を続けると「200辛」の声が。スタジオは「え?100以上いけるの?」と驚き。スタッフがお客さんに「辛いものお好きなんですか?」とたずねると「好きじゃねえんじゃけど、ここのは慣れてしもうた」との答え。通い続けて1、2年になるお客さんは「最初は30辛くらいから。今は1000辛」という。そのお客さんに店主は「1,800までいってなかった?」と聞き「いや2,000」と仰天の発言。過去には最高で2,500辛を食べた強者もいたという。

唐辛子ペーストは、ニンニク、ショウガ、タマネギに3種類のチリパウダーを配合。「これがないと、奥が深い辛さが出ない」と店主は言う。「10回も食べてるうちにみなさん8割くらいは300になるんだけど最初から食べられる人はまずいない」とのこと。繰り返し食べているうちにやみつきになるようだ。

「(スープカレーは)野菜をおいしく食べるスープ」だという店主。「野菜をそのまま食べても甘いとは思わない。じゃあ辛み地獄に落ちたら?」「立ち位置を地獄に落とせば野菜の甘みがすごく天国」と、独特の“辛さ哲学”を披露。「最初は悪魔のような店って思われるけど、来てると“天使じゃん”って」「変態ですよね」という独特の言い回しに、スタジオから笑いも。

元々辛いもの好きではなかった番組ディレクターは、初日こそ30辛だったが、取材を重ねるうちに辛さを増していき、13日目はついに1,000辛の大台に到達。「スポーツ感ある」「キツイけど、それがいい」と人生が変わった様子。店主は「人間のメモリすごいでしょ?」「カラウマっていう世界を世間に知ってもらいたい」とアピールした。

※罰ゲームなどでのご利用はお控えください

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写真提供:(C)中京テレビ

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