米スポーツ専門局ESPN(電子版)は18日(日本時間19日)にMLB傘下のマイナー3Aで導入されているストライク、ボールを機械判定する「ロボット審判」について、「球審が下した判定に機械結果を求めて異議を申し立てられる『チャレンジ制度』に運用が一本化される」と伝えた。
MLBは昨季から3Aの週末の試合ではストライク・ボールの判定にチャレンジできるシステムを、平日の試合ではロボット審判が判定するABSを試験的に活用してきたが、チャレンジシステムを強く好むという結果が出たようだ。
レッドソックスの吉田正尚外野手(30)も傘下マイナー3Aウスターでリハビリ出場した際に体験した。吉田自身がチャレンジすることはなかったが、打者が自身のヘルメットを手で叩いてチャレンジしたり、捕手が自身の頭を叩いてチャレンジすることがあり、「ちらっとは聞いていて、今日も何回かチームメートが成功していた。いずれメジャーでも採用されるのかどうか分からないが、また野球も変わってくるのでは」と感想を述べていた。
メジャーでは2026年からの採用が有力視されているが、ESPNは「最短でも26年になるだろう」と指摘している。