新操作“フォーカス”でパッドでも狙いやすくFPS!コンソール版『VALORANT』にはPS/Xbox向けに練られた新たな要素も【プレイレポ】

新操作“フォーカス”でパッドでも狙いやすくFPS!コンソール版『VALORANT』にはPS/Xbox向けに練られた新たな要素も【プレイレポ】

PCユーザーにはすっかりおなじみとなった対戦シューター『VALORANT』が、ついにPS5やXbox Series X|Sにもやってきます。しかし、「あのエイム重要なゲームどうやってパッドで遊ぶの……?」と思う方もいるでしょう。

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この度Game*Sparkは正式ローンチに先駆けて行われるリミテッドベータにライアットゲームズのご厚意により参加させていただきました。本記事では、PS5版を基にしたプレイレポートをお届けします。

新操作“フォーカス”がカギ!

本作は、それぞれ異なるアビリティを持ったヒーローを選択して戦うタクティカルシューターです。PC版でプレイできるコンテンツはコンソール版でもすべてプレイでき、オーソドックスな5v5爆弾設置ルールのアンレートやコンペティティブ、短時間で楽しめるスイフトプレイやスパイクラッシュ、撃ち合いの練習ができるデスマッチなどが遊べます。

『VALORANT』は武器を購入するシステムが特徴的です。ラウンドごとの勝利/敗北やキル数に応じて通貨を獲得でき、それを使ってアーマーやアビリティ、武器などを購入することができます。ラウンドを生き残れば武器を持ち越せたり、キルした相手の武器を奪えたりといった駆け引きも存在します。

コンソール版で多くのユーザーが抱いている懸念は、おそらく操作形態やエイムに関するものでしょう。結論から言えばこれに関してはまったく心配する必要がなく、かなり高い完成度で操作がパッド向けに設計し直されています。

アビリティ類は主にL1やR1にまとめられており、アクセス性は抜群。エイム操作の邪魔にもならないので、使いたいときに発動できます。

本作において速く移動する際はナイフに持ち替える必要がありますが、これは△ボタン長押しに割り当てられています。武器変更の△短押しと干渉しあわないため、場面に合わせてすぐに切り替えできるので、PC版と変わらない感覚で変更できます。

全体的にボタンアサインはデフォルト状態でかなりスマートにまとまっていて、「コンソール版に無理やり移植した」というような印象は一切感じません。

一方、コンソール版のエイムに追加された大きな要素が「フォーカス」です。これはADSの代わりとなります。フォーカスをすると画面の外側が暗くなり、集中してエイムができます。エイム感度が絞られるほかアシストもそれなりに効くため、キルまでの時間は比較的短めです。ADSはL2を押しながらR3押し込みという段階を踏まなければならなくなったため、使う状況は限定的になりそうです。

PC版では腰だめ撃ちとサイトを覗き込むADSを駆使しながら精密な射撃をするのが大事でしたが、コンソール版はややゆるくなっています。かなり狙いやすいためPC版ほどのシビアな撃ち合いにはならない印象ですが、これはこれで悪くありません。

次に、ストッピングについて。PC版は立ち止まった状態でないと初弾がまっすぐ飛ばないため、進んでいる方向と逆のキーを一瞬だけ押すストッピングというテクニックが重要でした。

コンソール版についても立ち止まって撃つこと自体は重要ですが、上述したエイムアシストやフォーカスなどにより弾を飛ばしやすくなっているため、PC版ほど高い重要性ではないと感じました。無論、現在はまだプレイヤーが慣れていない状態であるため、今後のプレイヤーの熟練度によっては重要になる可能性もあります。

本作はPC版とのクロスプレイは行えないため、コンソール限定の仕様となります。だからこそ、コンソール向けに振り切った操作や仕様にしたことでかなり遊びやすいものに仕上がっていると感じました。

またもやブームを巻き起こしそうなコンソール版『VALORANT』はPS5/Xbox Series X|S向けに配信予定。リミテッドベータも両プラットフォームで応募できるため、気になる方はぜひ申し込んでみましょう。

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