二階派の元会計責任者・永井等被告が初公判で起訴内容認める「ノルマ分だけ記載すればいいと思っていた」 東京地裁

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件で、在宅起訴された二階派の元会計責任者が、初公判で起訴内容を認めた。

二階派の元会計責任者・永井等被告(70)は、派閥の政治資金パーティーをめぐり、約2億6500万円の収入と約1億1600万円の支出を収支報告書に記載しなかった罪に問われている。

永井被告は東京地裁での初公判で、起訴内容について、「はい、その通りです」と述べ、認めた。

一方、検察側は「(永井被告は)1999年に会計責任者となり、パーティー券の売り上げが多額であれば買い控えが生じるかもしれないと思い、金額を少なく記載し始めた」と指摘した。

永井被告はその後の被告人質問で、「ノルマ分だけ記載すればいいと思っていた」などと説明した。

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