『ジェイルバード』人気炸裂から約1年、今年の「全米オープン」でもオデッセイがNo.1パターに

昨年の「全米オープン」でウィンダム・クラークが『ジェイルバード』で優勝した好影響が続く、オデッセイパター(GettyImages)

米国キャロウェイが、先週の「全米オープン」に関するツアーレポートを公開。「パインハーストでNo.1パター。オデッセイは今年すべてのメジャー大会でパターNo.1を獲得し、当社の『クロム』ゴルフボールは全米オープンで好成績を収め、チームキャロウェイもその仲間入りを果たしました」と、同社。

思い返せば、約1年前の「全米オープン」でウィンダム・クラークが『ジェイルバード』で勝利してから、キーガン・ブラッドリー、リッキー・ファウラーがこれで3連勝し、米国で『ジェイルバード』人気が炸裂。今年のクラークは別のパターだったが、オデッセイのメジャー大会でのプレゼンスを大きく引き上げる契機を作ったと言える。同社もこう明かす。
 
「オデッセイは『Ai-ONE』と『Jailbird』の人気に支えられ、全米オープンで圧倒的な No.1パターブランドとなっています。今週のNo.1モデルは『Ai-ONE Jailbird Cruiser』で、出場選手のうち16名が『Ai-ONE』または『Ai-ONE Milled』を使用しています。この成功でツアーでの勢いが継続し、オデッセイは2024年のすべての男子および女子メジャー大会でNo.1パターになりました。また、今年はどのブランドよりもパター勝利数が多いです」(同社広報)
 
76年連続「全米オープン」のボール使用率No.1のタイトリストには敵わないが、No.2の座に伸長した「ボール」にも胸を張る同社。
 
「当社の新しい『Chrome Tour』と『Chrome Tour X』ボールは、ザンダー・シャウフェレの全米プロでのメジャー優勝と、笹生優花の全米女子オープンでの優勝を受けて、さらに人気を集めています。今週の全米オープンでは、24人の選手が当社の2024『クロム』ファミリーを使用し、キャロウェイはゴルフボールブランドとしてNo.2の地位を確立しています」(同)
 
実際、シャウフェレの「全米オープン」のボール初速を見ると、昨年181.47mph➡今年183.19mphに上昇。もちろん、パンプアップも大きいだろうが『Chrome Tour』を使う今年の「ボールストライキング」でも昨年79位➡今年4位と、ショットスタッツを軒並み引き上げて見える。今週開幕する「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」でも、笹生はじめキャロウェイ勢の活躍に注目だ。

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