静岡県に大雨 東部・伊豆に大雨洪水警報、西部に大雨警報 12万人以上に避難指示が

低気圧と前線の影響で静岡県内は広い範囲で大雨となりこの時間、東部・伊豆に大雨洪水警報、西部に大雨警報が出されています。また東部・伊豆の合わせて12 万人以上を対象に避難指示が出されています。気象台は土砂災害に厳重に警戒するよう呼びかけています。

仙島英明記者
「午後1時半の沼津市内はたたきつけるような雨が降っています。」

“警報級の大雨”が予測されていた静岡県内。
18日、県東部では激しい雨により道路の冠水などが多く見られました。

沼津市内ではタイヤ浸かるほど冠水し、路面が見えなくなってしまった場所も。

一部の道路ではこうした大雨の影響で通行止めも発生しました。

こちらも、冠水の影響でしょうか。

道路の真ん中でトラックが立ち往生してしまっています。

「もう裸足でよくない?」

JR沼津駅前でも道路が冠水。歩道に水が押し寄せてきています。

こちらは JR沼津駅近くのアンダーパス、通称「あまねガード」。

冠水するアンダーパスを路線バスが恐る恐る進んでいきます。

前方左手には滝のように流れる落ちる水が。

水が波打ち、まるで川の中を進んでいるようです・・・。

沼津市内の商業施設の駐車場でも、三角コーンの土台部分が見えなくなるほど冠水してしまっています。

住宅街もまるで川のようです。

日常の風景が一変。慎重に進んでいく乗用車。

難波亮太記者
「午後1時半の沼津駅です。車が通るたびに大きな水しぶきが上がっています。」

JR沼津駅では、午後になっても雨が落ち着く気配が見えず、道行く人は、服が濡れないように歩くのに必死な様子でした。

安倍川

島田光希アナウンサー
「正午過ぎの静岡市安倍川に来ています。茶色く濁った水が勢いよく流れていっています。
近隣の方によりますと、あちらに見える階段も普段の晴れた日は下の方まで見えているということですが、きょうは2段しか見えていません」

普段は水位が低く、川底も見える安倍川ですが、きょうは波を立てながら、漂流物を巻き込み流れていました。
いつもとは違う安倍川の様子を、不安そうに見つめる住民の姿も。

雨によって視界も悪くなり、昼間にもかかわらず、

道行く車はヘッドライトを点灯させ走っています。

JR静岡駅

林輝彦アナウンサー
「午後1時半すぎのJR静岡駅、東海道新幹線の改札前です。新幹線は運転が再開になりましたが、電光掲示板を見る人や駅員に話を聞く人の姿があります。」

県内の大雨によって、東海道新幹線は三島~新富士の間で24時間雨量が基準値を超え一時上下線ともに運転見合わせに。

およそ40分にわたり運転見合わせが続きましたが、

午後1時10分ごろには運転再開となりました。

新幹線の利用者は…。

Q帰りの(新幹線の)時間は遅れた?

横浜からの帰り 静岡市民 30代
「50分ぐらい遅れが生じた、結構雨がすごかったので。熱海周辺50分ぐらいとまった。」

JR東海によると、東海道新幹線は15時ごろから、
小田原駅~三島駅間の上下線で再び運転見合わせに。

現在は運転を再開していますが遅れが生じています。

18日県内では、24時間雨量が午後5時半までに
伊豆市の天城山で306.5ミリ、湯ヶ島で304.5ミリなど、東部を中心に200ミリを超える大雨に。

18日の静岡県内の雨量は、30ある観測地点のうち、4地点で6月の観測史上最大となりました。

大雨のピークはすでに越えましたが、今後も土砂災害などに警戒が必要です

© 静岡朝日テレビ