大逆転負けロッキーズ監督は怒り ド軍相手に「あと1球」から微妙判定→退場「スイングだった」

ロッキーズのバド・ブラック監督【写真:ロイター】

ロッキーズ戦

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は18日(日本時間19日)、敵地ロッキーズ戦に「1番・DH」で出場。特大の20号ソロを放った。ドジャースは4-9と5点を追う9回に大逆転。代打ジェイソン・ヘイワードの満塁弾と、テオスカー・ヘルナンデスの逆転3ランが飛び出し、一挙7得点で試合をひっくり返した。このまま11-9で勝利。ヘルナンデスの逆転弾の直前、微妙判定への抗議で退場となっていたロッキーズのバド・ブラック監督は納得いかない様子だった。

あと1球の状況から勝利が零れ落ちた。ロッキーズは9-4とリードした9回の守備で、1死満塁から代打ヘイワードに右翼ポール直撃の4号満塁弾を打たれて1点差に。さらに2死一、二塁とピンチが続いたが、4番手ボドニクがヘルナンデスを2ストライクに追い込み、高めの直球で勝負。ヘルナンデスのバットが出たかに思われたが、一塁塁審バークスデール氏はノースイングの判定だった。

ロッキーズのブラック監督はベンチから怒りの声を上げ、退場処分に。その直後、ヘルナンデスに逆転の18号3ランを浴びた。

劇的な展開で敗れたブラック監督。試合後、MLB公式のロッキーズ地元中継では「スイングだった。チェックスイングだったが、彼(ヘルナンデス)のバットは回っていたと思った」と語るなど、納得いかない様子が映し出されていた。

ヘルナンデスの3ランを見送った右翼手ジェーク・ケーブは、一塁塁審の方に向かって怒りの仕草を見せていた。ブラック監督は「全ての選手が彼と同じように怒っていた。彼は素晴らしい競争心を持ったMLB選手だ。それが彼なんだ。それでいいんだ。怒っていたのは彼だけではない。これは感情的な試合だった。これが我々の仕事なんだ」と語っている。

THE ANSWER編集部

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