20日(木)は九州南部「大雨」のおそれ 週末は西日本を中心に「警報級の大雨」のおそれ 関東・東海でも雨に

奄美地方にある梅雨前線が、20日にかけて九州南部付近に北上し停滞する見込みです。梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み大気の状態が非常に不安定となっています。

九州南部・奄美地方では、20日夕方にかけて断続的に雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。奄美地方では、これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があります。また、奄美地方では、20日にかけて落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。

石川博康 気象予報士
「19日・水曜日は広い範囲で晴れますが、20日・木曜日になると前線が九州付近に停滞するため雨が降りそうです。

そして21日・金曜日からは前線が西日本に停滞するため、本格的な梅雨シーズンが到来しそうです。

また前線上を低気圧が本州付近を進む見込みです。
週末は⻄⽇本を中⼼に⼤⾬となり、前線の活動の程度等によっては警報級の⼤⾬となるおそれがあります。
近畿・東海・関東でも湿った空気が流れ込み、週末は雨の天気になるでしょう。

また来週は前線が日本付近にとどまり、ぐずついた天気になる見込みです。

沖縄や奄美地方では晴れて梅雨明けも間近でしょう。

今年は梅雨入りが記録的に遅いシーズンとなりましたが、梅雨に入ってすぐ大雨になる可能性がありますので、最新の情報をチェックするようにしてください」

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