「一体どうやった?って感じだった」 大谷翔平、衝撃145m弾で回想された“投手フリーズ”の一撃

ロッキーズ戦に先発出場したドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

敵地ロッキーズ戦

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は18日(日本時間19日)、敵地ロッキーズ戦に「1番・DH」で出場し、6回の第3打席で20号ソロを放った。打球速度113マイル(約181.8キロ)、飛距離476フィート(約145メートル)の一打は今季メジャー最長弾。MLB公式のロッキーズ地元中継では1年前に大谷が放った衝撃弾に触れ「鮮明に覚えています」と記憶を重ね合わせていた。

追った中堅手も宙を見上げるしかなかった。2-7と5点を追う6回先頭の第3打席。相手先発ゴンバーが投じたスライダーを大谷が完璧にとらえた。高々と打ち上がったボールは、クアーズフィールドのバックスクリーンに生い茂る木の中へ。今季メジャー最長となる145メートル弾となった。

規格外の一撃に、MLB公式のロッキーズ地元中継で解説を務めたコーリー・サリバン氏は「オオタニがフリーランドから本塁打を打った時を覚えてる? フリーランドは完全ボールの内角への一球を投じたのにオオタニは腰を上手く回転させて打ってしまった。それにフリーランドは『How?(一体どうやった?)』って感じでしたよね」と回想。実況のドリュー・グッドマン氏も「鮮明に覚えています」と語った。

2人が思い出したのは、昨年6月23日にクアーズフィールドで行われたロッキーズ―エンゼルス戦のワンシーン。5回に大谷は左腕フリーランドの内角チェンジアップを振り抜いて、右翼フェンスオーバーの本塁打を放った。見送れば完全にボールという一球、しかも詰まったように見えた打球。被弾したフリーランドが打球の飛んだ方向を見ながらフリーズ状態。口が塞がらない様子だった。

種類は違えど、2年続けてクアーズフィールドで生まれた衝撃弾。コロラドで与えたインパクトは大きかったようだ。ドジャースは9回に5点差を大逆転。11-9で勝利した。大谷は5打数2安打2打点をマークしている。

THE ANSWER編集部

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