「原因さえ分からない」開幕戦でパス成功率99%のクロースは痛みを抱えてプレー。本人が明かす「3、4日前から悩まされていた」【EURO】

今季限りでの現役引退を表明しているドイツ代表MFトニ・クロースが、抱えている問題を明かした。ドイツ大手紙『Bild』が伝えた。

現地時間6月14日に幕を開けたEURO2024の開幕戦で、ホスト国のドイツはスコットランドと対戦し、5-1で快勝した。

この一戦にクロースは先発出場。データサイト『Opta』によると「99パーセントのパスを成功(101/102)」させたようで、勝利に大きく貢献している。

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しかし『Bild』は、「クロースは自身のポッドキャストで『開幕戦で痛みを抱えながらプレーしなければならなかった』と明かした」と報道。「彼は試合の3、4日前から首の問題に悩まされ、激しい痛みに苦しんでいた。首の部分にテーピングが見られたのは、そのためだ」と伝えている。

また、クロースは「首を少し痛めやすい。今回はその原因さえ分からない。特にアクションを起こさなかったのに、トレーニング中に症状は悪化した。このテーピングでおそらく2パーセントぐらいの力は引き出せたよ」と述べている。

ドイツは19日にハンガリー戦を控える。34歳の名手は首の状態について「まだ完璧ではないが、良くなっている」と語っており、出場には問題なさそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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