J1アビスパ福岡の松岡大起(23)がクロスバーに嫌われたスーパーミドルを今度こそネットに突き刺す。19日、チームは福岡市の雁の巣球技場で練習を公開。22日のアウェー町田戦に向けて「迷いなく(足を)しっかり振れている。やり続けることと、どうやって入るかというところを考えて工夫したい。感覚としてはいいので」と首位を相手にリーグ戦2得点目を決めることを誓った。
16日のホーム鳥栖戦は2―0の快勝。ボランチで先発出場した松岡はゴールこそなかったものの、下部組織で育った古巣を相手に攻守に存在感を見せた。「いい雰囲気をつくっていただいて、その中でしっかり勝ち切れた。そこ(鳥栖戦)に対しての思いや準備は大きかったのでなおさらうれしかったです」と実感を込めた。
町田には鳥栖のU―18(18歳以下)、トップチームで指導を受けた金明輝氏がヘッドコーチを務める。12日の天皇杯2回戦の福山シティFC戦では華麗なミドルシュートをゴールに沈めており、「積み上げてきたものをしっかりと出したい。シュートの部分もそう。それできるようになったと思われるように」と力を込めた。(向吉三郎)