リランキング突破のルーキー政田夢乃と菅楓華が“上方修正”した目標

中盤戦の戦いに臨むルーキー政田夢乃(撮影/内山孝志朗)

◇国内女子◇アース・モンダミンカップ 事前(19日)◇カメリアヒルズCC(千葉)◇6650yd(パー72)

政田夢乃と菅楓華のルーキー2人は前週の「ニチレイレディス」終了時点の成績に基づいて出場優先順位を組み替える第1回リランキングでそれぞれ30位、33位に入った。第一の関門を突破し、シーズンの目標を“上方修正”して中盤戦に臨む。

QTランキング147位でルーキーシーズンに臨んだ政田は初戦となった5月「リゾートトラスト レディス」を8位で終え、メルセデスポイント60ptを獲得。“一撃”でリランキング30位に浮上していた。

「想像していた感じじゃなかった。元々レギュラーは1試合も出られない予定だったので…。推薦をいただけたことに感謝しています」と謙虚に話し、「調子が良かったのでもう少し上を狙えたんじゃないかなっていう気持ちと、今後もう少し頑張れるなっていう自信がつきました」。ちょっぴり胸を張る。

想定外の結果を受けて、開幕前に設定した目標も上方修正。「今年は『ステップで優勝』って言っていたけど、シードを目指して、1つでも上の順位にいけるように頑張りたい」と力を込めた。

菅楓華も今季の目標を修正(撮影/内山孝志朗)

菅は「後半戦のレギュラー出場を目標にしていたので、クリアできてすごくうれしい」と胸をなで下ろした。「もっと頑張らないといけない、っていう気持ちも高まりました」

昨年のQTはファイナルステージまで進んだものの、スコアの過少申告で失格に。QTランキングは104位に沈んだが、プロデビュー戦の3月「Vポイント×ENEOS」で7位に食い込むなど、4試合の出場で予選通過が3回。限られたチャンスを生かしてはい上がった。「前半戦は初戦からすごく勢いに乗れたので良かったと思う。今もまだその勢いはあると思うので、その期間でしっかり上位に食い込めるように」とシーズン中盤戦を見据える。

開幕前日は18ホールをラウンドして最終調整。「ラフが長いのでティショットが大事。グリーン周りの小技も必要になると思う。ショットでしっかりバーディチャンスにつけられれば」と意気込む。

「まずはポイントを積み重ねて2回目のリランキングでしっかり残れるように。チャンスがあったらレギュラーツアーで初優勝することが目標」。ルーキーシーズンで初タイトルが獲れれば最高だ。(千葉県袖ケ浦市/内山孝志朗)

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