廿日市市の開発工事で港に土砂が堆積 関係3者が協議「土砂を取り除く方針固める」 広島

TSSテレビ新広島

廿日市市内の大規模な開発工事の影響で港に土砂が堆積している問題を受けて当事者どうしによる初の協議会が開かれ、今後、流入した土砂を取り除く方向で調整に入ることになりました。

廿日市市が企画し、去年5月から官民連携で始まった市内上平良地区の観光交流施設と産業団地の開発工事の影響で、廿日市港は雨が降った日などに土砂が堆積するようになりました。
元々、港には他の場所からも土砂が流入していましたが、工事がはじまってから土砂の量が増加。最大20センチ程度、海底がかさ上げされたとみられています。

市は工事との関連を認め19日、市の担当者と建設会社、それに港を利用する船の所有者を交えた協議会が開かれました。
会議では今後、測量調査で現状を確認したあと、3者が協力して堆積した土砂を取り除く方針を固めたということです。

【廿日市小型船主組合・塚本 雅彦 副組合長】
「本当だったらですね。自分たちの事業を優先してということも考えられるんですけれども、今回の問題を重く受け止めたようで早期に解決したいという思いがすごく伝わってきました」

市の担当者は「しっかりと理解を得られた。今後も継続的に協議を続けていきたい」としています。

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