夏の賞与「去年より増加」割合 2期連続増/埼玉県

 ことしの夏のボーナスに関して、支給額が去年より増えると見込む県内の企業の割合が2期連続で増加したことが、ぶぎん地域経済研究所の調査で分かりました。

 調査は、4月から5月にかけて県内企業535社を対象に行われ、回答率は30.5%でした。

 ことしの夏のボーナスに関して、「去年の夏より増加」すると答えた企業の割合は24%でした。

 昨年度の調査に引き続き、2期連続で増加しています。ボーナスの支給予定額は、1人当たりの平均で53万8546円と、前の年度と比べて1.2%増える見込みです。

 業種別では、製造業が50万7438円で前の年度と比べて2.0%、非製造業は55万6324円で0.7%の増加を見込んでいます。

 ぶぎん地域経済研究所は、「特に規模の小さい企業は、厳しい経営環境の中でも、物価上昇や人手不足に対応するため、夏のボーナスを増やす動きがみられる」と分析しています。

 その上で、「企業がこうした動きを続けられるか、注意深く見ていく必要がある」と指摘しています。

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