今季MLB最長飛距離を記録した大谷翔平のパワフル145メートル弾に米敏腕記者は脱帽「バックスクリーンの中央部に飛び込んだ…」

敵地ファンも騒然とした豪快弾の反響が止まない。

現地6月18日、ロサンゼルス・ドジャースはコロラド・ロッキーズと対戦し、5点ビハインドの9回に満塁弾と3ランを放ち、一挙7得点を奪って11対9の逆転勝利を収めた。「1番・指名打者」でスタメン出場した大谷翔平は6回の第3打席に2試合ぶりとなる20号ソロホームランを叩き込むなど、5打数2安打2打点で打率を.316に上げた。

衝撃の一発は6回に飛び出した。先頭で迎えた大谷は相手右腕オースティン・ゴンバーが投じたスライダーに鋭く反応してセンター方向に打ち返すと、打球はバックスクリーンへ一直線。中堅手は諦めてボールをただ見送るしかなかった。

6月では6本目、直近8試合では5本目となるソロ本塁打はリーグトップに並ぶとともに、日本人メジャー選手としては初となる4年連続20号に到達。MLB公式サイトによると、大谷が打ったボールは飛距離476フィート(約145.1メートル)を計測し、今季の自己最長だけでなくメジャー最長の超特大弾だと発表された。
このホームランには敵地ファンだけでなく、現地記者も啞然としたようだ。全米野球記者協会(BBWAA)に所属する敏腕記者で、米野球専門メディア『Just Baseball』でコラムを執筆しているパトリック・ライオンズ氏は大谷の特大弾を記者席で見届けると、「ショウヘイ・オオタニがクアーズ・フィールドのセンターバックスクリーンの中央部に飛び込む476フィートの大ホームランだ」と報告し、あまりのパワフルさに脱帽した。

他にも、米メディア『Bleacher Report』も大谷の145メートル弾を動画で共有すると「今季MLB最長のホームランだ」と綴り、その飛距離にため息が漏れた。

不動の1番であったムーキー・ベッツが左手を骨折、さらに今季6勝を挙げている山本由伸が「右肩腱板の損傷」のため故障者リスト入りし、前半戦での復帰が絶望となるなど、投打の主力離脱が続いているドジャース。苦しいチーム状況が続くなか、大谷のバットにかかる期待はますます大きくなる。

構成●THE DIGEST編集部

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