ルベン・バラハ監督がバレンシアと26年夏まで契約延長! 今季はラ・リーガ“最年少チーム”でトップハーフ入り

バレンシアは19日、ルベン・バラハ監督と2026年夏まで契約を延長したことを発表した。

名門復活を託された中、着実に歩みを進めた1年となった。1975年7月11日生まれのバラハ氏は現在48歳。バレンシアの黄金時代を生きたプロキャリアを終えた後、ラージョ・バジェカーノやスポルティング・ヒホンなどで指導者キャリアを積み重ねた。そして昨年2月に古巣バレンシアに帰還すると、37年ぶりのセグンダ降格の危機を救った2022-23シーズンを経て、今シーズンは勝ち点49のトップハーフとなる9位フィニッシュと、まずまずの成績を収めている。

降格圏と2ポイント差の16位で残留した昨シーズンから飛躍を遂げ、今シーズンは終盤戦まで欧州大会出場権争いに絡んだ。その要因のひとつにはバラハ監督の“カリスマ性”が挙げられるだろう。クラブレジェンドゆえの求心力か、就任以降に起用したカンテラーノが続々と台頭。現役時代に着用した“8番”を受け継いだMFハビ・ゲラの他、不動のCBとなったクリスティアン・モスケラ(トップチームデビューは2021年)や、公式戦4得点6アシストをマークしたFWディエゴ・ロペスらが愛弟子に。また、覚醒を手助けしたFWウーゴ・ドゥロは、ラ・リーガでキャリアハイとなる13得点を記録。平均年齢24.2歳。今シーズンのラ・リーガで最も若いチームだった。

バレンシアとの契約延長が発表されたバラハ監督は、「バレンシアの監督になる、という私の夢を続けられるチャンスを得たことを嬉しく、何よりも誇らしく思うよ。ここに到着してから常に伝えてきた幻想、渇望、エネルギーをもって、これからの2シーズンもチームの成長のために働き続けたい」とクラブ公式サイトにて述べている。

名門復活の揺籃となった2年目を終え、3年目に突入するバラハ政権。来シーズンは、2019-20シーズンを最後に遠ざかっている欧州大会の出場権獲得を成し遂げたいところだ。

【公式発表】バレンシアとの契約を延長したルベン・バラハ監督

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