CB補強を目指すマンU 、ブランスウェイトと個人合意か…エヴァートンは約160億円を要求?

マンチェスター・ユナイテッドがエヴァートン所属のイングランド代表DFジャラッド・ブランスウェイト獲得へ向けた動きを強めているようだ。13日、『BBC』や『スカイスポーツ』など複数のイギリスメディアが伝えている。

2023-24シーズンはFAカップを制覇したものの、リーグ戦ではプレミアリーグ発足以降のクラブ史上ワースト記録となる8位に低迷したマンチェスター・ユナイテッド。最終ラインに負傷者が続出した影響からか守備面で不安定さを露呈し、リーグ戦における敗戦数と総失点数でもクラブワースト記録を更新するという不本意な結果に終わった。

そんななか、2023-24シーズンの公式戦32試合に出場した元フランス代表DFラファエル・ヴァランが契約満了に伴い退団することに。こうした現状を踏まえ、クラブは今夏の移籍市場での守備陣の補強を目指しており、エリック・テン・ハフ監督のアヤックス時代の“教え子”であり、バイエルン退団が噂されているオランダ代表DFマタイス・デ・リフトら複数名の動向を注視しているという。

エヴァートンで活躍する21歳のブランスウェイトも、マンチェスター・ユナイテッドが以前から関心を寄せている選手の1人。今回の報道によると、マンチェスター・ユナイテッドは同選手と既に個人合意に達しており、エヴァートンとのクラブ間交渉に向けた準備を進めているとのこと。しかしながら、クラブ間合意への道は決して平坦ではないという。プレミアリーグが定めた収益と持続可能性に関する規則(PSR)の観点から、今月中の選手売却を望んでいるエヴァートンだが、ブランスウェイトについては少なくとも8000万ポンド(約160億円)の移籍金を要求する可能性が高いようだ。

2023-24シーズンは公式戦41試合の出場で3ゴールをマークし、エヴァートンの残留の立役者となったブランスウェイト。マンチェスター・ユナイテッドの他にも複数クラブが関心を寄せる左利きの大型センターバック(CB)は、EURO2024のメンバーからは落選したものの、将来的なイングランド代表での活躍にも期待が寄せられている。

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