サントリーHD 勢多農林高の演習林を「天然水の森」に

大阪府に本社を置くサントリーホールディングスの鳥井副社長らが県庁を訪れ勢多農林高校の演習林をつかった森林整備活動などについて報告しました。

山本知事を表敬訪問したのは、県内に主力工場を構えるサントリーの親会社サントリーホールディングスの鳥井信宏副社長ら4人です。サントリーホールディングスでは、2003年から全国16都府県で水源を守る森林整備活動「天然水の森」を展開しています。こうした活動をさらに広げようと、前橋市富士見町赤城山にある勢多農林高校の演習林およそ79ヘクタールを「天然水の森」に指定し、約30年間にわたり森林整備や調査研究を行うため県と県教育委員会の3者で19日、協定を結んだものです。

天然水の森は、県内で3カ所目で高校の演習林が指定されるのは全国でも初めてです。今後は勢多農林高校と連携し植生調査や森林整備が進められほか生徒の学びの場にもつなげていきたいとしています。鳥井副社長は「森林を保護し育てることで水源を守る、かんよう活動を群馬県でもしっかりと取り組んでいきたい」と話しました。これを受け、山本知事も「連携を深めて一緒に取り組んでいきたい」と期待を寄せていました。

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