武隈黒部市長 市議会で資質問う質問続く

黒部市議会では19日も、武隈市長の資質を問う質問が相次ぎ、異例の議会となりました。

19日の黒部市議会では、柳田守議員が、市長室の状況について質問しました。

柳田議員「現市長室は、職員に対してさえ閉ざされた空間であるとの声を多く聞きます。堀内元市長や大野前市長のときは、普段から市長執務室の扉は開かれていたと思います。このことについて、市長の思いや現在の状況を改めるお考えをお持ちかどうか伺います」

武隈市長「書類を読み込む必要が多く、執務に集中したいとの思いもあり、現在は、部屋のドアを閉めて執務にあたっていますが、決して閉ざされた空間としているわけではなくて、私自身はオープンな気持ちでおります」

柳田議員はさらに、市長の執務のスピードについても質しました。

柳田議員「事務の遅滞というのは、市長本人による事務執行の不作為ではないかという声も私は聞きます。事務執行は地方公共団体の事務の根幹にかかわる問題であると考えます。市長はそういう声があることをどうとらえておいでになるのか」

武隈市長「私自身も事業内容を精査していることから、事務手続きに時間を要する場合もあります」

武隈市長は18日の市議会本会議で、庁舎の備品を壊したり感情的な言葉で市職員を委縮させたりした不適切な言動があったと質され、一部を認め、反省の弁を述べていました。

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