阿蘇郡小国町出身の細菌学者、北里 柴三郎の肖像画が描かれた新しい紙幣の発行開始まで2週間です。
これを前に、19日から熊本市の鶴屋百貨店で記念イベントが始まり、貴重な資料が展示されています。
熊本市の鶴屋百貨店で始まったのは小国町出身の細菌学者、北里 柴三郎の肖像画が描かれた千円札など新紙幣の発行を記念するイベントです。
会場には、新しい紙幣に使われている偽造防止技術を紹介するパネルなどが展示されています。
こちらは、紙幣の印刷を行う国立印刷局でデザインなどを専門とする工芸官が練習のために彫った版画です。
細かな陰影などに、技術力の高さを感じます。
さらに、肖像画に仕上げる前の『コンテ画』のレプリカも。
また、北里 柴三郎が考案した破傷風菌の培養装置が展示されているほか、新紙幣を記念するお酒やおもちゃなどのグッズも販売されています。
【来場者】
「誇りですよね、何と言っても。歴史に残るものだから。経済に関係の深い通貨だから重みがある」
【国立印刷局 広報官室 長田 浩一 主任専門官】
「ぜひ、熊本の皆さんに(北里柴三郎らの)偉業を知ってもらうとともに、「お札」の勉強もしてもらいたい。ぜひ、お越しいただければ」
このイベントは、6月24日までです。